冷たいお茶を淹れる3つの方法と味の違い【手軽な冷茶の淹れ方・水出し・ロック】

冷たいお茶を淹れる3つの方法と味の違い【手軽な冷茶の淹れ方・水出し・ロック】 緑茶の楽しみ方

冷たいお茶を淹れる3つの方法と味の違い【手軽な冷茶の淹れ方・水出し・ロック】

冷たいお茶を淹れる3つの方法と味の違い【手軽な冷茶の淹れ方・水出し・ロック】

新茶の時期が終わりこれから夏にかけて徐々に気温が高くなってくると、冷たいお茶が美味しく感じられる季節がやってきます。冷たいお茶と言っても実は様々な淹れ方があることをご存知でしょうか。この記事では冷たいお茶を入れる3種類の方法とその味わいの違いについてご紹介していきます。

手軽な冷茶の淹れ方

手軽な冷茶の淹れ方

急須に氷を入れて冷やす方法

まずは手軽に冷たいお茶を飲みたいという方向けに急須を使って冷たいお茶を入れる方法をご紹介していきます。

1、一人当たり6g程の茶葉と180mlの水とアイスキューブを6つ程用意します。

2、用意した茶葉とお湯を60ml程急須に入れます。

3、アイスキューブの半分と水120mlを急須に入れ2分程浸出させます。

4、残りの氷を急須に入れ回し注ぎをしながらお茶の濃さを確認する。

水出しで淹れる

水出しで淹れる

先にご紹介した方法は最初にお湯で浸出した後、氷と水で冷やす淹れ方でしたが、ここでは水だけで入れる方法をご紹介します。水出しで入れる場合の茶葉は、味の出やすい深蒸し茶を使用することをおススメします。

ティーバッグで淹れる

1、水1Lに対し10gの茶葉とティーバッグを用意します。

2、麦茶ポットやサーバーに水と茶葉を入れたティーバッグを入れます。

3、冷蔵庫で冷やしながら半日ほどかけて浸出させます。

市販されている緑茶の中にはティーバッグに茶葉を入れた状態で販売しているものもあり、冷茶専用のものや抹茶入りのもなど様々なものが販売されています。茶葉やティーバッグを別々に用意する必要がなく、より手軽に水出し茶を楽しむことができます。

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水出し茶ボトルで淹れる

ティーバッグを使わずに水出し茶専用のボトルを使用して水出し茶を入れる方法もあります。

1、 ティーバッグの場合と同じように、茶葉10gと水1Lを用意します。

2、 水出し茶ボトルのフィルター部分に用意した茶葉を入れ、ボトルに水を注ぎます。

3、冷蔵庫で冷やしながら半日ほど浸出させます。

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水出し茶の味わい

緑茶の味わいは茶葉の違いだけではなく、淹れる水の温度によっても変化します。水出し茶のように低い温度で入れた緑茶は、カテキンやカフェインといった緑茶の渋味・苦味成分が水に溶け出しにくくなるため、アミノ酸の旨味や甘味を感じやすくなります。

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ロックで淹れる

ロックで淹れる

ロックで淹れる方法は、お湯で淹れた後氷で冷やしながらグラスに注ぐ方法と氷だけで淹れる方法の2種類をご紹介します。

お湯で淹れた後に氷で冷やす方法

1、一人当たり6gの茶葉と140mlのお湯、グラス一杯の氷を用意します。

2、急須に茶葉を入れ約80°のお湯で浸出させます。浸出時間は普通蒸し茶は1分程、深蒸し茶の場合は30秒程浸出させます。

3、グラスに数回に分けて注ぎます。

お湯で淹れた後に氷で冷やした場合の味わい

この方法は最初にお湯で煎茶を浸出しますので、カテキンやカフェイン、アミノ酸がバランスよく水に溶け出すため、旨味や甘味、渋味や苦味のバランスの取れた味わいになります。

氷出し

氷出しは氷から溶け出した冷たい水だけでじっくりと浸出する方法で、味わいだけではなく見た目にも涼しさを感じさせる淹れ方です。

1、一人当たり3gの茶葉と80gの氷を用意します。

2、湯冷ましや急須に茶葉を入れ、その上に用意した氷を載せます。

3、氷が全て溶けるまで待ち、氷が無くなったら小さめの茶碗に注ぎます。

氷出し茶の味わい

氷出しで淹れた緑茶は水出しの場合と同じように渋味や苦味成分が少ないため、旨味・甘味を感じやすいお茶になります。また、少量の水で時間をかけて浸出しますので濃厚な冷茶が出来上がります。氷出しで入れる場合の茶葉は玉露やかぶせ茶、普通煎茶がおススメです。

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水の硬度によっても味わいは変わる

お茶を淹れるのに適した水は硬度30~80程でpH7程度の軟水とされ、軟水で淹れるとお茶の味が出やすくなると言われています。また、水道水で淹れる場合も2分ほど沸騰させてカルキ臭さを飛ばした水を使った方がより美味しく感じられます。

まとめ

・手軽に冷茶を飲みたい場合はお湯で淹れた後、急須に氷を入れて冷やす方法がおススメ。

・水出しにはティーバッグを使う方法と水出しボトルを使う方法がある。

・ロックで入れる方法にはお湯で淹れた後、グラスの氷で冷やしながら淹れる方法と氷出しがある。

・同じ冷茶でも淹れ方で味わいは異なる。

冷たいお茶の淹れ方と味わいの違いについてご紹介しました。今年の夏は普段とは違った冷たいお茶の淹れ方に挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。

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参考

日本茶の辞典(株)スタジオ タック クリエイティブ

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